【薬屋のひとりごと】薬局薬剤師が見た感想と魅力~第一話~

はじめに

こんにちは!薬局薬剤師わいわいです。

本記事では、私が普段、薬局薬剤師をしている視点から、「薬屋のひとりごと」というアニメ第一話を見た感想や魅力について述べたいと思います。

筆者自身、原作である小説やマンガは読んだことはありませんが、アニメ化を機に興味を惹かれ見てみることにしました。お薬とアニメがどのように融合されていくのかが気になるところですね。

前提として、薬に関する知識が全くなくても、十二分に楽しめるアニメなので、この記事をきっかけに少しでも興味を持ってもらえればうれしく思います。

薬局のイラスト

第一話のあらすじ

ではまず、第一話のあらすじについて。

花街で薬屋を営む猫猫は、人さらいにかどわかされて後宮に売られ、下女として働くことになった。ある日、“帝の御子の連続死は「呪い」のせい”という噂を聞く。呪いの正体を推理した猫猫が妃たちが暮らす宮へ行くと、上級妃の二人が言い争う声が聞こえてきた。好奇心と知識欲が旺盛で「薬」「毒」と聞くと気持ちが昂る猫猫は、動き始める。

https://kusuriyanohitorigoto.jp/episodes/1.html(アニメ公式サイトより)

第一印象は、、、

難しい用語が多い!笑

中華風の帝国にある後宮が舞台となっており、第一話では世界観や物語の背景、主人公猫猫(マオマオ)の紹介描写から始まります。

ナースキャップのない女性看護師のイラスト「疑問」
ナースキャップのない女性看護師のイラスト「目がハート」
  • 二頭身で描かれるコミカルな立ち振る舞い
  • 時折くずれる「酒のみてー」などの言動
ナースキャップのない女性看護師のイラスト「居眠り」
ナースキャップのない女性看護師のイラスト「照れる」

といった猫猫(マオマオ)の人となりが分かるとともに、きれいで丁寧な作画により、テンポよくストーリーが進み、早速ひとつの事件を解決するところで第一話が終了。

名シーン

「何か書けるものさえあれば」

猫猫ともうひとりの主人公ともいわれる壬氏(ジンシ)様が初めて接触するシーン。

初見で見た筆者でも重要なシーンとはっきり分かる演出は必見。

「猫猫が抑えられないものは、好奇心と知識欲、そしてほんの少しの正義感」

優しいナレーションで猫猫の人柄をよく表しています。これからどんな物語が紡がれていくのかわくわくするシーンでしたね。

薬剤師の視点

薬剤師じゃなくても感じると思いますが、自分の腕で毒を試すの!?という驚きがありました。

お薬のことを勉強すればするほど、お薬の副作用といった怖さを知っていくので、その恐怖を超える好奇心の強さを、猫猫から感じました。

「全てのものは毒であり、毒でないものなど存在しない。その服用量こそが毒であるか、そうでないかを決めるのだ」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%A9%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%B9

これは毒性学の父と呼ばれたパラケルススの残した言葉です。

薬と毒の境界は紙一重。このアニメではこれをうまく表現していると感じました。

第二話以降も、ほんの少し、お薬について勉強しながら、猫猫の活躍を見届けたいと思います。

まとめ

猫猫以外の登場人物、特に壬氏様について、オープニングやエンディングの演出の意図など他にも気になる所がいっぱいありますが今回はこの辺で。

犯人を言い当てる探偵のイラスト

第一話では、猫猫を取り巻く謎解き要素のある見ごたえ深い物語であることを感じました。

「お薬」というスパイスも効いていて薬剤師であるなしにかかわらず楽しめるアニメです。

これからどのような展開が繰り広げられるのか目が離せないですね!

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